決済手段としてのWooCommerce

ただのブログやコーポレイトサイトは誰でも作れるし、ビジネスとしての効果を全く実感できないので、機能のあるサイト、特に決済にこだわっている昨今だが、WordPressで、日本でクレジットカード決済を実現する現実的な手段としては、StripeかPaypalしかないといっていい。その他、日本固有の決済システムもあるが、導入コスト、継続コストが必ず多くかかることになるだろう。

StripeやPaypalの決済機能までついたプラグイン、有料アドオンで実現できるものなどが多くあるが、導入した、設置した、だけでなく実際に検証してみよう。

海外製の多くの決済機能には落とし穴がある。

日本円で設定できる。
見た目は大丈夫そう。

しかし実際は、1000円が、100000円で決済されてしまうことがよく起こる。
これが本番環境だったら大問題だ。

海外通貨(特にドル)は、100ドルではなく100.00ドルと表記する。セントという単位があるから。円の表示では問題なくても、実際はこの00を加えて100倍の金額で円決済してしまうものが結構多い。

私のStripeの本番アカウントはスズメの涙だが、テストアカウントは大変な金額になっている。それもこれも、テスト決済で100倍になった記録が蓄積されているからだ。

なので、決済機能はそのまま信じずにテストを繰り返す、100倍になってしまうのであれば、WooCommerceを使った決済を使った方が安全だ。(WooCommerceを使えば決済が出来るのではなく、さらに決済ゲートウェイのプラグインを入れて設定するのだが)

とても面倒な作業になってしまうが、これが確実、現実なのである。

ソースをいじくれば直せることもあるが、更新で元に戻るのでお勧めしない。
全てが100倍になるわけではないが、半数くらいはこうだったという経験から。

日本円で100倍になっちゃうよと開発元に相談しても、理解して修正してもらえる確率は5%くらいだ。
日本など眼中にない。

WooCommerceはネットショップであるというよりはもはや決済手段です。

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