こちらも詳しい、得意な分野ですが、何を一番大事にすべきかといえば、利用者にとってのわかりやすさ、エラーが起きにくいことでしょう。全部、主観です。
会員機能というのは有料であれ無料であれ、会員しか特別なサービスを受けることが出来ないという意味なので、広義にはネットショップやLMSと同じです。特定の投稿やページに制限をかけて会員専用にするものです。そこで何を展開するかです。(有料記事なのか有料コンテンツの配布なのか・・・)
どんなサイト、ブログにも導入可能で、デザインの自由度があります。
簡単だろうが難しかろうが出来る事は同じです。慣れてしまえば、幅広く、問題なく使えます。

一番最初に考える手段がこれになります。有料プラグインでしか使えないわけではなく無料プラグインだけで使えます。ただし無料版ですと決済ゲートウェイの手数料に加えて多少の手数料が加算されます。なので、無料版で使ってみて継続利用を決めたら有料版を検討してみるでいいとおもいます。
他のプラグインと違って、プラン選択(価格表)が作成できます。ここのデザインが気に入らなければ価格表専用のデザインに切り替えるなどして自分好みの価格表に変えることが出来ます。登録フォームのカスタマイズも出来ます。
https://seven2.mixh.jp/social-learning/membership-account/membership-level/
https://wordpresso.jp/allaccess/plan/
こんな感じです。
その他のプラグインは登録フォームとプラン選択が一体となっており、ラジオボタン選択しか出来ないので柔軟性が低いです。登録フォームをカスタマイズしてくれというリクエストが多いので、そんな時はPaid Memberships Proが一番なのです。
また、この手のプラグインでは恐らく世界一レベルのシェアだとおもうので、様々なサードパーティーとの統合が進んでいます。ドキュメントも豊富です。こんな機能が欲しいといったアドオンも豊富です。しかし豊富すぎるので迷ってしまいます。
一番柔軟性が高い、熟知しているので鉄板となっていますが、UI的に一番優れているとはおもっていません。導入しやすいのは間違いないです。

似た名前でややこしいですが、こちらもいいです。無料版で出来る事は上と同じです。決済ゲートウェイの手数料に加えて多少の手数料が加算されます。
こんな感じです。
https://seven2.mixh.jp/pv/register/
登録フォームと価格表(プラン選択)が一体となっていますが、進化してかなり見易くなりました。利用者が迷うことはないとおもいます。こっちの方が簡単で記事の最初を無料で読ませ、途中から有料記事にするのが一番簡単です。
個人的にはこちらの方が好きですが、仕事となると価格表をかませたい、登録フォームをカスタマイズしたいというリクエストがあるので利用できる機会が限られます。プラグインは本来素のまま、ありのままを使うだけの方が安定します。そのようなことも
https://wordpress.org/plugins/profile-builder/
と併用すれば出来ますが、複雑になってしまいます。
Paid Memberships Proを使っていてなぜか決済エラーが頻発していたのが、Paid Membership Subscriptionsに変えたら直った経験があり、若干信用度が高いですが、それはプラグインの問題というよりは、クライアントの決済ゲートウェイ(StripeやPayPal)の設定や審査状況による気がします。(後述します)様々なサードパーティーとの統合はあまり進んでいません。

これも有名で様々なサードパーティーとの統合が進んでいます。Paid Membership Subscriptionsと同じく、登録フォームをカスタマイズできないという問題があります。そのまま使うのが一番です。カスタマイズできるサードパーティーのプラグインもあるようですが、翻訳可能ですかと質問したら3週間後くらいに可能ですという回答が来ました。会員レベルを作成、さらに10段階で会員レベルの権限差をつけられます。とても堅牢ですが、固有の個性や特徴がないので上記2つが使えない場合の候補というポジションです。
MemberPress
有料版しかないプラグインですが、かなりの老舗、定番です。
一応ずっと最新版に更新し追いかけていますが、高価なので実用化はあまり現実的ではありません。すべての機能が備わっており、安定しているとおもいますが、上記理由であまり深くはいじってないので、私にはまだ難解です。他と比べてUIが優れているとも言えず、簡単ともいえないです。それなりに難しいが故に信頼され堅牢なのだろう。
SureMembers
SureCartの決済機能ありきで成り立つメンバーシッププラグインで有料ですが、その他の有料版よりはかなり安いです。一度購入すればサブスクリプションされません。一番簡単で最先端、決済はSaaS型なので安心です。しかしまだこれから様子見という感じです。問題なく利用できるだろうが、一々各部分をブロックエディターでデフォルトの英語を日本語に書き換えていく必要があります。
WooCommerce Memberships
https://woo.com/products/woocommerce-memberships/
WooCommerceの決済機能ありきで成り立つメンバーシッププラグインで有料です。驚くほど軽量、簡単に会員サイトが構築できますが決済がWooCommerceベースなので定期課金をしたければWooCommerceSubscriptionsという別の有料プラグインが必要だったり、コストがかかってしまいます。
しかし決済がWooCommerceということは多彩な決済ゲートウェイが選択できることになります。StripeやPaypal以外でもSquareやAmazonPayもWoocommerceの決済プラグインであれば無料ですので、Stripeの審査に落ちた人などは有効です。
参考
https://sbsc.mixh.jp/memberships/
Ultimate Membership Pro
https://wordpresso.jp/plug-in/2893
ARMember

https://wordpresso.jp/plug-in/2956
これらは無料版よりもコードキャニオンというところで販売されている方に主力を注いでいるので、ドキュメントが少ないですし購入してみないとわからないところがあります。しかし一度購入すれば期限が切れてもアップデートはずっとできます。
そして、勇気を出していじってみれば、機能的にもデザイン的にも上記を凌駕しているといえます。知っていればこっちの方がすごいやん、お得だなとおもいますが、もしも、何かあった時にドキュメントが少ない、使用例が少ないのは困るので奥の手としてずっと温めています。
非公式っぽいプラグインの方が公式を上回っている、素敵なことは結構あります。
その他、ProfilePressやMemberDashなども同様の事ができます。WishlistMembrも紹介されることが多いですが、私がいじった時はWishListMemberは100円が100,00円で決済されてしまい使えませんでした。今は修正されたかもしれませんが、多くの日本の紹介記事は使ったことがないままに紹介しているのかもしれません。
サイトの内容や目的によって最適な会員プラグインを見極める、選択するというのが実際で、明確なおススメや正解がないという印象です。出来る事の基本はみな同じなので、どれかひとつを極めればいいとおもいます。
一番大事なのはきちんと決済されることです。
このサイトでは問題ないのに別のサイトでは問題が出るというケースがありますが、それは、他のプラグインやテーマとの相性だったり、サーバーやPHPの問題かもしれません。この会員は大丈夫だが別の会員は失敗した場合は、個人のクレジットカードに問題がある可能性も高いです。会員機能があるサイトでキャッシュ系のプラグインはご法度です。ログイン出来なくなったり、会員ページがログアウトしても見れてしまったり、狂いが頻発します。削除しても設定の残骸が残ったりしますので頼らない方がいいです。そして一番は、自分が所有している決済アカウント(StripeやPaypal)がちゃんと契約されているか、審査に通っているか、Webhookの設定などをちゃんとしているかだとおもいます。
上記プラグインはアップデートを重ね、実績があるから成立しているのです。エラーはプラグインのせいではないはずです。
ここのトラブルが一番多く、結果的にStripeの審査に通ってなかった、決済アカウントの設定に不備があったという原因が一番多いです。
すでに稼働している決済アカウントを使うのが一番ですが、有料会員サイト構築をきっかけに決済アカウントをはじめて取得したというケースが多く、最近は設定も審査もやや難解になり、きちんと最後まで設定し審査に通過しないと使えないようになっています。使えないのにAPIキーとかが発行されちゃうのがややこしいのですが。
サイトに決済機能を導入したいという場合は、自分はクレジットカード決済アカウントの審査に確実に通るのかが最優先です。アダルトサイトやいかがわしいサイトでは通らないでしょう。
その部分のサポートはこちらでは出来ないのです。
決済ゲートウェイの管理画面に第三者は入れません。審査を肩代わりすることも出来ません。
しっかり使える決済アカウントさえもっていれば、手段はいろいろあるよ、というのが真実です。
そこはサイトを収益化したいなら絶対条件です。
ワードプレスで収益可能なサイトが実現するのではなく、サイトと決済ゲートウェイ(StripeやPayPal)を連携、接続するから実現出来るのです。
サイトと決済ゲートウェイ(StripeやPayPal)を連携、接続には必ずテストモードがあります。実際に決済はされないが、動作するかテストできます。これできちんと動作したらライブ(本番環境)でも大丈夫です。
1か月ごとの課金などは同じことをテストしても1か月かかりますし、成功しても2か月目も大丈夫か心配です。
そこは1日ごとの課金をテストして連続5日間成功したらラウンチみたいな工夫が必要です。
この手のプラグインは少しさわった、機能を理解した、だけでは駄目で実際に運用してみないとわからないところがあります。
なので、デモサイトを作りずっとテスト検証しています。
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- せっかくウェブサイトを作るなら、デザインだけの宣伝チラシはもうやめて、サイトそのものが収益の柱となるような「ウェブサービス」を作りませんか?⇒7seconds.jp
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