WordPressの利点でもあり欠点といえるのは更新です。
世界中で圧倒的なシェアを誇るが故、攻撃にもさらされやすく、常にアップデートしています。セキュリティ面だけでなく、機能追加、改善なども含みます。
それはスマホのOSやアプリも全て同じですが、WordPressは自動更新にしない限り、自分でアップデートしていかねばならず、テーマやプラグインも分離しているため、とても面倒です。
自動更新にしても、テーマやプラグイン、コア、サーバー環境、それぞれの対応状況などの影響で、今まで機能していたものが機能しなくなった、壊れてしまった、エラーが出る、などにもよくなります。アップデートが逆に改悪、バグだらけだったりもします。
そんな影響や、サーバーやドメインの更新を忘れた、ブログがもう続かない、頑張って作ったが成果が出ない、失敗作だった・・・などの理由で数年で閉鎖してしまうパターンが多いような気がします。
いずれにせよ、いつか熱が冷め、あるいは問題が生じ、サイトは閉鎖する運命にあると言ってもいいかもしれません。20年くらい関わってきて感じることです。
けれど希望もあります。
私は、本体やプラグインの紹介だけでは納得できないので、自分で使ってみて、良いとおもえば日本語化し、デモサイトを作り、テスト、検証しています。実際にどのように機能するのかいじってみないとわからないからです。
そうすると、素晴らしいプラグインもあれば、紹介と違う、正しく機能しない、使えない、日本語化出来ない、日本を相手にしていない、意味がないものなどもたくさんあることがわかります。
特に、気合をいれてリリースしても、バージョン1.0みたいな初期の頃はまだバグだらけで使えない、あるいは機能が足りなすぎる、翻訳ファイルが準備されていないなど、不安定な事が多いです。新作はほとんど使い物になりません。日本などターゲットにされていないものもあります。
しかし、いいなとおもったものはそこで切り捨てず、バージョンアップを重ねて様子をみた方がいいです。
以前は、バグだらけ、使えない、難しいなどと感じていたものが、進化し改善され、パワーアップしていくのです。ダメだった箇所が修正されたり、英語で意見交換すると修正してくれることもあります。
粘り強く追いかけていると、有益なものに進化していくのです。
それは、テーマやコアも同じです。
以前は難解で重かったものが、スッキリ軽く、サクサク動くようになったりもします。日本語ファイルがないテーマやプラグインの翻訳も最初は大変ですが、あとは大したことはありません。アップデートしても追加の翻訳はほんの少し、あるいは全くなしだったりします。最初が大変なだけです。
なので、WordPressの「常にアップデート」という面倒くささは強み、メリットともいえます。
今はダメでもそのうちよくなる(可能性が高い)
これは、一から作ったオリジナルのシステムよりも優れた点です。作った時はよくても、そのまま放置では時代に取り残されます。常に開発コストをかけて進化、成長させていかねばなりません。おもったように作れる保証もありません。
その点WordPressは、アップデートをボチッと押すだけでずっと最先端をキープし続けていくことが出来ます。
粘り強く続けていけばいつか逆転する、報われるのが物事の真理ではないかとおもいます。
それには、これは伸びる、このままでは終わらない、きっと成長する、と見込んだモノだけを選別していく目が必要です。
流行らず、飽きて、開発が止まる
そんなテーマやプラグインも山ほどあります。
昔はよかったけど、もう手がつけられないほど複雑、難解になったものもあります。
「粘り強く続けていけばいつか報われる」
それがWordPressであり人生であり・・・
止まったらそこで終わり・・・なのです。
だから、粘り強く続けていけば、きっと、うまくいく